この町内の片隅からの人気ブログ記事
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もなかアイスを喰らう女(ひと)
いちばん端の座席は、4箇所ともふさがっている。 すこし迷ったが、誰とも隣り合わない中程の席に腰を下ろし、カバンを横に置いた。 この時間は、それほど混み合っていない。 端っこの席に座れなかったのはちょっと残念だが、隣り合う乗客がいないだけでも落ち着く。 安堵しながら、何気なくロングシートの端に目をや... 続きをみる
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ココア蒸しパン カンタンレシピ
ロ(ろ)の字形式に並べられた長机を囲む面々に、薄い冊子が配られました。 【カンタン料理 さなこのレシピ】台本 出演 料理研究家 東條さなこ (以下さなこ) アシスタント 石田スズカ (以下アシ) さなこ「用意する道具はこちらです」 テーブルの上には丼鉢と大きめのスプーンがひとつ アシ 「先生、こ... 続きをみる
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いろんなかお
緑の髪飾り ちらっ ふふっお化粧したの 沈黙… ねぇ、こっち向いてよ
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桃太郎 もうひとつの物語
【すべてフィクションです】 スパッと斬られ血の滲む左足を引き摺りながら、山の中に逃げてきましたが、 だんだん目の前が暗くなってきました。 あと少し進むと、幼い頃秘密基地と称して遊んだ隠れ場所です。 あと少し、あと少し… もう感覚のない足をずるずる引き摺り、ほとんど這うような格好で 秘... 続きをみる
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カジュアルな神さま②
カジュアルな神さま - この町内の片隅から ある日突然、神さまから人を治す力を預かった方のお話しの続きです 神さまとの約束は、決して報酬を受け取ってはならない、 欲を出してはいけない、この2点です すべて妄想。フィクションです 〜〜〜※〜〜〜※〜〜〜※〜〜〜※〜〜〜※〜〜〜 遠慮がちなノックに返事... 続きをみる
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雪がうっすら積もった日
【ある冬の日の日記】 (実際の日記は、です・ます調ではありません) 今日もまた、一箇所だけ特別清掃しました。 去年も一昨年も、大掃除というものをしなかったので、毎日一箇所だけ特別清掃をしようと、突然思い立ったのです。 ほんの少しずつですから、終了した頃、いちばん最初に手がけた箇所は再び埃にまみれて... 続きをみる
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とてつもなく深い悩みと酒粕と
【事実か妄想かお好きな形でお読みください】 いつからでしょう。 一心不乱に悩み続けていることがあります。 いえ、思い返せば、わたしはいつだってどんな時だって、何かに悩み続けていました。 時間と共に、気づかぬうちに解決に向かいます。 するとまた、新たな悩みが訪れるといった具合です。 年がら年中、四六... 続きをみる
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いつでも前を向く(その後のロビンソンクルーソー)
【すべてフィクションです】 無人島で暮らしていた頃より、ひどい孤独を感じるようになったオレは カバンの底にしまってある「アレ」を取り出した 無人島に流れ着いたときだって、1人2人と仲間が命尽きるときだって、 孤独で気が狂いそうなときだって、 (まだまだ大丈夫) そう信じて、決して取り出さなかった「... 続きをみる
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不二家ハートチョコレート
いつ降ってきてもおかしくないような鉛色の空でした。 その頃所属していた、サークルの友だち2人と お茶を飲んでの帰り道でした。 朝から心に引っ掛かっていたことが思わず言葉になりました。 『この近くに◯◯くんのアパートがあるよね』 (同じサークルの◯◯くんです) 『あ〜そうだったね、まえに行ったことあ... 続きをみる
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神宮小路
チーズケーキ - この町内の片隅から 神宮商店街続き うっふん アタシのこと撮るの? もじもじ 名鉄電車 あら?神宮浩司さん?お久しぶりね(一応モザイク)と 神宮工事(奥の方、足場組んでた) 神宮小路
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ある侍女の告白 其の六 彦星
ある侍女の告白 其の四 彦星 - この町内の片隅から ある侍女の告白 - この町内の片隅から 地下鉄の駅を降りたが、出口がわからない。 案内の矢印に従って慎重に進む。 いくつもの角を曲がり、階段を上ったり下りたりして やっと目的の出口まで辿り着いた この階段を上がれば3番出口だ 長い階段だな うん... 続きをみる
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廃屋と洗濯機と ミイナ シュガー
(よう来たな。水無月6月、今日という日を待っておったぞ) 風に乗って微かに聞こえました。 囁きがスルスルと頭に流れ込んできました。 驚いて辺りを見回しましたが、誰もいません。 ここは静かな住宅街の奥まったところにある廃屋の裏手です。 春まだ浅い3月、捨て置かれた洗濯機の向こうに、 一匹の猫がちんま... 続きをみる
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わたしが・棄てた・女
ミッちゃんが、神を否定するのは、この苦悩の意味という点にかかっていました。 ミッちゃんには、苦しんでいる者たちを見るのが、何時も耐えられなかったのです。 しかし、どう説明したらよいのでしょう。 人間が苦しんでいる時に、主もまた、同じ苦痛をわかちあってくれているというのが、 私たちの信仰でございます... 続きをみる
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ピーナッツバターサンドウィッチ
ブログ巡りをしていたら、 バナナピーナッツバターサンドウィッチの記事があり、興味深く読ませて頂きました。 妙にピーナッツバターが気になり、近所のスーパー4軒回ったのですが、砂糖入りの甘そうなモノしか置いてありません。 少し遠方の5軒目のスーパーでやっとコレを見つけました。 お値段に躊躇しましたが、... 続きをみる
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2025年3年13日(木)の日記
ヤツがきた 今年もきた 昨日あたりから怪しかった だるい ずるずる引き摺り込まれる 地獄の底に引き摺り込まれる だるい かゆい 顔だか身体だかうずうずする うずうずは、いつくしゃみに変貌するか分からん くしゃみは怖ろしい うっかりすると腰を痛める これ以上苦しい目に遭いたくない いつでもどこでも身... 続きをみる
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舐めても舐めてもなくならない飴玉
「アカンくても美味しいものは心の健康には良いから、 食べすぎなきゃ食べてええんよ」 こんな世の中でも、ほんの時たま 珠玉のような瞬間、珠玉のような言葉を拾うことがあります。 あぁよかった、こんな瞬間を感じられて あぁよかった、こんな言葉を耳にできて 生きていてよかった、そう思えた瞬間を繋ぎ合わせて... 続きをみる
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ある侍女の告白 其の八 織姫
ある侍女の告白 其の五 織姫 - この町内の片隅から ある侍女の告白 - この町内の片隅から 「いつもそうだけど、あんたのぶり大根まずいわ」 いきなり、不機嫌な物言いをされて驚いた。 気持ちが弱っている時だったから、その言葉を額面通りに受け取ってしまい、 不覚にもポロリと涙が溢れた。 「何回も作っ... 続きをみる
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ある侍女の告白 其の七 侍女
ある侍女の告白 其の六 彦星 - この町内の片隅から ある侍女の告白 - この町内の片隅から 目が回るほど忙しい書き入れ時ですが、精一杯の気持ちを込めて、 たった一つ特別なケーキを焼き上げました。 この町の小さな商店街にある、名もないケーキ屋に就職した年のクリスマス のことでした。 5、6人も入れ... 続きをみる
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呉茱萸湯(ゴシュユトウ)
『そちらに漢方薬の呉茱萸湯は置いてありますか?』 だいぶマシになってきましたが、その日は朝から吐き気混じりの頭痛でした。 置き薬の五苓散を服用しましたが、しっくりきません 青空が広がる気持ちのいい日でしたから、五苓散じゃないかもしれません 1日ぐずぐず燻った挙句、夕方近所のドラッグストアに問い合わ... 続きをみる
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そうだ 神社、行こう。
そうだ 神社、行こう! 追い詰められた男の頭に浮かんだのは、 緑の森に包まれた参道に敷き詰められた玉砂利でした。 一歩一歩踏みしめるごとに『ざくざく』という音 身も心も引き締まる清冽な空間 (画像はイメージです) (身を清めて参道を粛々とご神前に進む 一心に祈れば、聞き届けられるかもしれない) 男... 続きをみる
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ある侍女の告白 其の四 彦星
ある侍女の告白 - この町内の片隅から ある侍女の告白 其の弐 彦星 - この町内の片隅から 薄い水色のカーテンに囲まれた狭い空間で目を覚ました 白い天井 消毒液と薬のにおい チキショー!やはり現実だったのか! その週末は、大事なオーディションを控えていた 何としても東京に出て、一旗あげたいオレは... 続きをみる
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市民人権講座に参加して
『3日ばかり留守にする。申し訳ないが、留守の間のことを頼む』 そうおっしゃると、先生は身の回りのものを 手当たり次第、紫の風呂敷に包まれました。 いつものことながら、先生のお支度は非常に簡素です。 お洋服は年がら年中、黒の詰め襟。 履き古した白いズックに足を滑り込ませた先生は、小半時前に ここを初... 続きをみる
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