この町内の片隅から

よく分からない

迷路のある公園

あさこ


とある週末

迷路のある公園



1人で来てしまった


いつだったかの早春

自転車の後ろにちょこんと座る息子を連れて、

ここ

迷路のある公園を初めて訪れた


右へ左へ

迷って戻って

くるくるくるくる

いつもの公園にはない遊具

迷路えらく気に入った様子


その日は、夕方から町内の集会があった

その前にご飯の支度して

洗濯物取り入れて…


一緒に迷路を彷徨きながら

頭の中は、帰ってからの段取りで忙しい

一緒に迷路を彷徨きながら

ほぼほぼ上の空


「もっと遊ぶ!」


そう主張する彼を半ばムリヤリ自転車に乗せて帰った


あれからずっと後悔してる

何年も後悔してる


集会なんかどうでもよかった

人にどう思われてもよかった

ご飯なんかどうでもよかった

塩振っておにぎり作りゃそれでよかった

洗濯物なんか干したままでよかった


月が出るまでくるくるしたらよかった

バタンと倒れるまで、わたしも夢中になって遊べばよかった



夢中になれることを放るほど大切な用事なんかないってこと

もっと早く気づけばよかった


ずっとチクチクしてる

ときどき痛くて仕方ない


ごめん

ごめんっていつも後悔してる