この町内の片隅から

よく分からない

梅雨時に思う ⑩


頭蓋骨骨折、硬膜下血腫の経過観察と安静のため、1ヶ月ほど入院しました。
病院にいる間は、安心感もあったのでしょう。
頭痛を覚えることはほとんどなかったのですが、
家に帰ってからは、キリキリする日常の慌ただしさもあり、
その為か今までになく頭痛を覚えることが多かったです。

そのように言われましたし、退院後もしばらく通院していました。
訴えることは『度々の頭痛』だけです。
入院中も退院後も何度か検査しましたが、特に問題はありません。

痛み止めの『ロキソニン』或いは『ボルタレン』が処方されるだけでした。



ある時、ダメ元で聞いてみました。

『他に痛みを和らげる方法はないものでしょうか。よく知らないですが、例えば
ツボ押しとか…』

『…そういうのは学会?(学界?)で認められていないので、わかりません。』

すごく思い切ってお聞きした質問の答えがそれでした。




病気によっては、クスリがどうしても必要な場合もあると思います。
そのクスリのお陰で生きられる場合もあるだろうと思います。

しかし、どう考えても自分の場合は、違うんじゃないか?
飲まざるを得ないときも毎回ひどく抵抗がありました。

いつまでも痛み止めに頼っていては他に支障がでるかも知れない、
安易に飲まない方がいい
自分の本能みたいなものがしきりと『やめとけ!やめとけ!』
と囁くもんですから思い切ってお聞きしたのですが、
先生のその答えを聞き、やっぱりと思ったり、がっかりしたりでした。


心の中でこっそり
(あばよ)
と呟き、アテもないけど通院をやめたのでした。







※  何年か前の交通事故の顛末記です。
 思い出すことをボツボツ書いています。
 タイトルが変になったり、時間がかかってもポツリポツリ書けたらと思います。