梅雨時に思う ⑦
役所の『交通事故相談センター』はハリボテだったので、
振り出しに戻りました。
さて…この先、どうしたらいいのか…
相談できる人も強力な味方もいません。
検索とやらもしたことがありません。
検索とやら、思いつきもしませんでした。
先の見通しもなく、
何も持っていない自分でしたが、
確信も自信もありませんでしたが、
(何故か分からないけど、何とかなるだろう。)
心の奥底に、いつもそんな気持ちが漂っていました。
(ただのノーテンキか?)
相手側の保険屋さんは、大柄で無表情で強面の人に代わりました。
まぁどうでもいいことです。
(来るなら来やがれ。まさか手は出さんだろうし。)
膠着状態で無為の日々が流れましたが、
ある日、突然、頭の中に『図書館』
という文字が浮かんだのです。
(そうだ!そういう関係の本があるに違いない。)
何かの手がかりになるかも知れない、と
図書館に走りました。
これまで立ち寄ったことのないコーナーに
交通事故の類の本を見つけ、何冊かパラパラとページをめくりました。
すると、ある一冊の巻末に
『全国交通事故相談室』窓口一覧表があったのです。
これだ!
サッと光が差したようでした。
最寄りの相談室をチェックし、早速予約を取りました。
事故に詳しいと言う弁護士さんが相談に乗って下さる相談室でした。
問題は、時間制限です。
初回の30分を越すと料金が発生するようです。
(近くじゃないし、何度も相談に行けないなぁ…
料金も心配だ。
まぁ、とりあえず行くしかない。
噛まないように、出来るだけ早口で話すしかない。)
ホッとする気持ちの中に気掛かりと不安を抱え、電車を乗り継ぎ
街の中心部にある相談室に向かったのでした。
※ 何年か前に遭った交通事故の顛末記です。
3記事くらいで終えるつもりでしたが、収拾がつかなくなり、
もうちょっとだけ続きます。
少しばかり面倒になってきました。
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