この町内の片隅から

よく分からない

連休

あさこ

『来る?』


連休前に息子Aに聞いてみました。
しびれを切らしたころ、やっと届いた返事は


『忙しいでムリ』


ふうふうと途中まで膨らみかけた風船が、ポロッと口から落ちて
シュルシュルと萎んでいくのを感じました。
小さくペチャンコになった風船をポイっとゴミ箱に捨て、


(がっかりなんかしないもん。来ない方が楽でいいもーん)


心の中で強がってみたものの
実はじわじわと傷ついていたようでした。
なんとなくやる気が起こらず、心ここに在らず
気力が湧かずダラダラしていたのが
響いたのでしょうか。


いつもの腰痛が始まりました。
来てほしくないモノは呼ばれなくても隙あらば
向こうからノコノコやってきます。


思いつく限りの対処をしたのですが、なんせやる気が起こらないので
いい加減です。
今回はしつこくて頭の中の9割を『痛い』が占めています。
痛みに非常に弱い自分なので、
この世の終わりみたいに絶望的な気分になってきました。


また息子Aに連絡しました。


『腰が痛む。もうダメだ。
五平餅とからすみと茗荷寿司をもう一回食べたかった。
焼きまんじゅうというものを食べてみたかった。
廃墟旅館に行きたかった。
猫神社に行きたかった。猫神社に行く道は寂しいで昼間でも怖いわ』


『大丈夫やろ』


『大丈夫ちゃうわ。今回はダメな気がする。痛みで気持ちもヤられてる。
気力が湧かん、やる気が起こらんスカスカや、うじゃうじゃいる猫を触りたい』


『はいはい。分かった分かった。◯◯の試験が終わったら廃墟一緒に行ったるわ。
しゃーない』


昨年も聞いたような返事が届きました。


あれ?昨年合格しなかったのか?
試験準備で忙しかったってことか?
ちゃんと説明してくれたらよかったのに


互いに言葉が足りないので、
あれこれ考えすぎて具合(腰痛と気持ちの問題)がわるくなりました。


下の息子は、発熱したらしく寝込んでいるようです。
鼻水が止まらんと嘆いていました。
差し入れに行く元気もないので放置です。
鼻水はたぶんいつか止まると思います。
知らんけど、そのうち治るでしょう。


…てな感じのロクでもない連休でした。
連休のお土産はじわじわ頑固な腰痛だけでした。


廃屋に貼られていたシビれる古看板