この町内の片隅から

よく分からない

ぬか床 ②


随分前から、公共施設の多目的トイレに、このお知らせが貼ってありましたが、
気がついたら、いつの間にか外されていました。

もう必要なくなったのかな?
と思っていましたら、
館内にまた!



ゴミ箱、加工しました
(加工 自分)


<

お知らせ部分拡大




わたしだって、他人様のことをとやかく言えるほど清廉潔白な生き方を
してきた訳じゃありません。
叩けばいくらでも埃がでます
他人様を非難したり悪く言う資格などありません。


でも、どうせ道に外れたことをするのだったら、
こんな詰まらないことで道を外すのではなく、
社会のルールには大いに反するとしても
自分の心が正義だと叫ぶことで道を外したい、
そんなことを思いました。
(あれ?わざわざ道を外さなくてもいいか?)



うろ覚えですが、昔読んだ
『風と共に去りぬ』


裕福なお嬢さまとして育った主人公のスカーレット・オハラ


その後の人生の舞台が
争いの時代へと移ったとき
(南北戦争)
自分と自分の家族を守るため、
人を殺めてでも生き延びた…



読んだのは中学生の頃でしたから、
物語の一場面として印象に残っただけですが、
歳を重ねたいまは、
自分だって切羽詰まれば、
そして、それが自分の大切な人を守る為であれば、
鬼にも悪魔にもなれると思います。



普段から下らないことで道を外していては、
いざという時、天にいらっしゃる『大いなるもの』の
助けが得られない気がするのです。


道を外すことは、いざという時のために取っておこう(いつ?)
など、また妙なことを考えながら帰りました。




しかし、重量のある『ぬか』を、こんな場所に
捨てに来るなんてモノ好きと言うか?根性があるというか?
???






これも、自分の中の正義に従って、
道を外した物語です。
あまりにも衝撃を受けたものですから、ときどき読み返しています。