この町内の片隅から

よく分からない

バナナ

『あす、クルマ借りに行くで』


上の息子から連絡が入りました。
どこか遊びに行くのかな?いいなぁと思いながら
次の日の夕方、用事がある時しか顔を見せない薄情な息子にカギを渡しました。
2日ほど経って、そういえばいつ返してくれるのだろう?
聞かなかったことに気づきました。


『いつ返しに来るの?どこまで遊びにいってるの?』


『遊びじゃない。引っ越ししてる』


全然知りませんでした。
カギを返しにきた息子に、


『どこにいるの?住所教えて』


『やだね、あんたいらんもんばっか送ってくるで』


そう言い捨てて、わたしの知らない何処かに帰っていきました



その後のLINEでのやり取りです


わたし 『そんなにツンケンしなくてもいいがね』
ヤツ  『う◯こしたくて焦ってた』
わたし 『うちでしてけばいいのに。住所教えてくれ』


2、3日経ってから


ヤツ  『◯◯区』
わたし 『ひろいな』
ヤツ  『◯◯区全部が庭やねん』
わたし 『そういうことか!ホーレンソーでも蜜柑でもバナナでも作れるね』


考えていたのでしょうか?しばらく経ってから


ヤツ  『バナナはムリ』
わたし 『バナナ、ムリしなくていいから、また続き知らせて』


2、3日経ってから


ヤツ  『◯◯区◯◯町』
わたし 『続きは3-1-102?』
ヤツ  『…』
(まさか?ビンゴ?)


(ある日、地面に落ちていたバナナ)


全貌が明らかになるのはいつになるか定かではありません
イツカカナラズ